~ものだ ~ものだから

~ものだ 【忠告・常識】

 ①Xものだ
 ②Xものではない

◆接続

 ①[V・辞書形 / V・ない]
  [い形容詞・い / い形容詞・くない]   + [ものだ / もんだ(会話)]
  [な形容詞・な / な形容詞・じゃない]

 ②V・辞書形 + [ものではない / もんじゃない(会話)]

◆意味

 ①-1 一般的にXをするのが常識だ・Xをするべきだ。
  ※誰が考えても社会的・道徳的にXをするのが常識だ、Xを当然するべきだというときに使う。

  shoud

 ①-2 一般的にXである。
  ※物事の性質や傾向から考えて、Xであるのは当たり前だというときに使う。

  it is common sense to ~, it is normal to ~

  参考:~に決(き)まっている
     ~ことになっている

 ② Xをすべきではない。
  ※相手に忠告や注意をするときに使うことが多い。
  ※自分の行為に対して使う時は、Xをしたことを後悔する気持ちを言いたいときに使う。
  ※①-1の否定(Xないのだ)より相手に忠告や注意をする意味合いが強い。

  it is against common sense to ~, shoud not

 参考:~べきだ, ~べきではない

◆例文①-1 Xをするのは常識だ・Xをするべきだ

  • 学生(がくせい)は勉強するものだ。
  • 両親(りょうしん)は敬(うやま)うものだ。
  • 交通(こうつう)ルールは守(まも)るものだ。
  • 上司(じょうし)には敬語(けいご)を使うもんだ。
  • 家事(かじ)・育児(いくじ)は妻(つま)がするものだという考え方は古いです。
  • 夜遅(よるおそ)くに騒(さわ)がないものです。近所迷惑(きんじょめいわく)になります。
  • 口に物(もの)を入(い)れたまましゃべらないものです。
  • 人の悪口(わるぐち)を言わないもんです。
  • 授業中(じゅぎょうちゅう)に居眠(いねむ)りをしないものです。
  • 出(だ)されたものは残(のこ)さないものです。

◆例文①-2 一般的にXである

  • 母親(ははおや)は息子(むすこ)がかわいいものだ。
  • 夏(なつ)は暑く、冬(ふゆ)は寒いものだ。
  • 子どもは母親(ははおや)が好きなものだ。
  • 赤(あか)ちゃんは泣くものです。
  • 誰(だれ)でも、朝は眠(ねむ)いものです。
  • 正直(しょうじき)に話したら、案外(あんがい)叱(しか)られないものです。
  • 年を取ると、人の名前が思(おも)い出せないものです。。
  • やせている人はいくら食べても太(ふと)らないものです。うらやましいです。
  • いくら運動(うんどう)しても体重(たいじゅう)は減(へ)らないものです。
  • どんなに勉強してもなかなか満点(まんてん)は取れないものだ。

◆例文② Xをすべきではない。

  • 夜遅くに騒ぐもんじゃない。近所迷惑だ。
  • 口に物を入れたまましゃべるものではありません。。行儀(ぎょうぎ)が悪いです。
  • 人の悪口を言うもんじゃありません。
  • 授業中に居眠りをするものではない。
  • インスタントラーメンばかり食べるものではありません。いろいろな食品をバランスよく食べなさい。
  • 他人の失敗を笑うものではありません。誰でも失敗するものです。
  • インターネットの情報を簡単に信じるものではありません。誤った情報もあります。

~ものだ 【回想】

 Xものだ

◆接続

 V・た形 + [ものだ / もんだ(会話)]

◆意味

 昔・当時はXをしたなあ。
  ※過去に習慣的にしていたことを懐かしく思い出しているときに使う言い方。
  ※習慣的にしてことに使うため、あまり経験していないことには使えない。
  ※「よく」と一緒に使われることが多い。

 used to ~

◆例文

  • 小学生(しょうがくせい)の頃(ころ)、近所(きんじょ)の子どもと一緒(いっしょ)にかくれんぼをして遊んだものだ。
  • 子どもの頃(ころ)、兄弟喧嘩(きょうだいげんか)をして、母によく叱られたものだ。
  • 若(わか)い頃(ころ)、この喫茶店(きっさてん)によく来たものだ。
  • 入社(にゅうしゃ)したばかりの頃(ころ)、先輩(せんぱい)がとてもカッコ良く見えたものです。
  • 学生(がくせい)の頃(ころ)、朝(あさ)まで友達としゃべっていたものです。

~ものだ 【感動】

 Xものだ

◆接続

 V・普通形
 い形容詞・普通形 + [ものだ / もんだ(会話)]
 な形容詞・な

◆意味

 本当にXだなあ。
 Xできるとは感心だなあ。
  ※感心したり、びっくりしたりしたことなどを、しみじみ思うときに使う言い方。
  ※あきれる気持ちを表す場合がある。その場合、「よくも(まあ)」と一緒に使うことが多い。

 it is realy ~, truly something

◆例文

  • この間まで小学生(しょうがくせい)だった息子がもう大学生か。月日(つきひ)が流(なが)れるのは早いものだ。
  • いくら甘(あま)いものが好きでも、ケーキばかりは食べられないものだなあ。
  • 一発(いっぱつ)でN1に合格(ごうかく)するなんて大(たい)したものだ。
  • アメリカへの留学(りゅうがく)はお金がかかるのに、うちの親がよく許(ゆる)してくれたものだ。
  • よくこんな汚(きたな)い部屋(へや)に平気(へいき)でいられるものだ。

~ものだから

 XものだからY。
 Y。Xものだから。

◆接続

 [V / naだな(●) / Nだな(●)] + ものだから
 [V / naだな(●) / Nだな(●)] + もんだから (会話)

◆意味

 XなのでY
 Y。Xなので。

 ※個人的な理由や言い訳を言いたいときに使う言い方。

 ※命令や意志のある文にはあまりならない。

 because X

◆例文

  • 窓を閉めてもいいですか。少し寒いものですから。
  • 全部食べてしまいましたよ。おいしかったものですから。
  • 遅くなってすみません。電車が遅れたものですから。
  • お菓子(かし)をたくさん買ってしましました。甘いものが大好きなものだから。
  • 英語が苦手(にがて)なものだから、留学(りゅうがく)する勇気(ゆうき)がありませんでした。
  • この辺(あた)りは田舎(いなか)なものですから、1時間に1本しか電車がありません。
  • 新しいゲームがおもしろいもんだから、なかなかやめられないよ。
  • 息子(むすこ)がかわいいものだから、つい甘やかしてしまいます。
  • 夢中(むちゅう)で本を読んでいたものですから、さっきの話を聞いていませんでした。
  • とても楽しみにしていたものだから、台風(たいふう)でコンサートが中止になってとても残念(ざんねん)です。