~える, ~うる

 【目次】

~える, ~うる

 Aえる, Aうる

接続

 V・ます + [える / うる]

 <否定>
  V・ますえない  「Vうない」とは言わない。

◆意味

 ①可能性
  Aする可能性がある
  <否定>
   Aする可能性がない

  ※Aは無意志性の自動詞になることが多い。

 ②可能
  Aすることができる
  <否定>
   Aすることができない 

  ※状況を見てAができるかどうか判断するときに使う。

  ※基本的には単に「能力的にできる、できない」の意味では使わない。(例外はある)

 ※「得る」は、辞書形の場合「える」「うる」の二つの読み方がある。ます形、ない形、た形の場合は「えます」「えない」「えた」と読む。

 can

◆例文① Aする可能性がある/ない

  • 今の成績なら、第一志望の大学に合格しうる。このまま頑張ってください。
  • この落書きは誰が書いたのだろうか。山田くんかな。彼ならやりうる
  • 父に誕生日を確認された。娘の誕生日を覚えていないなんてありえない
  • 選択問題の試験なのだから、誰にだって満点をとることがありえる
  • 今年の夏の暑さは異常なので、誰でも熱中症になりえます。みなさん、注意してください。
  • これは誰でも間違えうる問題です。じっくり読んで答えてください。
  • 自然災害は、日本のどこでも起こりえることなので心配です。

◆例文② Aすることができる/できない

  • あきらめる前に、今、自分たちが考えうる全ての方法を試してみましょう。
  • 自分ができうる全てのことをしたので、どんな結果でも後悔はありません。
  • これは私と彼しか知りえない計画です。なぜ、あなたが知っているのですか。
  • あのドラマがこんな悲しい結末になるなんて誰も予想しえなかっただろう。