～に対(たい)して

◆意味

　①Ｘを対象にＹする, Ｘを相手にＹする
　　※Ｘ：行動や気持ちが向けられる相手や対象
　　　　　人を表す語や話題・テーマを表す語が多い

　　　Ｙ：相手に向けての行動、態度、気持ちを表す表現

　toward

　②(ある事柄について)一つはＸの状況で、もう一つは(それとは対照的に)Ｙの状況だ

　　※一つの事柄について二つの状況を比べるときに使う

　　in constrast to

　　参考：～一方(いっぽう)(で)

◆例文①

• ウィン先生は努力(どりょく)しない学生に対して、厳(きび)しい態度(たいど)をとります。
• 女性(じょせい)に対して、年齢(ねんれい)を聞くのは失礼(しつれい)です。
• 親に対する感謝(かんしゃ)の気持ちを手紙(てがみ)に書きました。
• 母はいつも兄に対して甘(あま)いと思います。
• この問題に対して、どう思っているのかあなたの考えを言ってください。
• 吉田先生は誰に対しても平等(びょうどう)なので、みんなから信頼(しんらい)されています。
• 大臣(だいじん)の軽はずみな発言(はつげん)に対して批判(ひはん)が殺到(さっとう)しました。
• 自分の行動(こうどう)に対して責任(せきにん)を持ってください。

◆例文②

• おしゃべり好きな長女に対して、次女はおとなしいタイプです。
• 小学生が将来(しょうらい)なりたい職業(しょくぎょう)は、男の子がサッカー選手(せんしゅ)であるの(●)に対して、女の子はケーキ屋(や)やパティシエです。
• 高齢者(こうれいしゃ)が増えているの(●)に対して、子どもの数は減少(げんしょう)しています。
• 今回の試験の平均点(へいきんてん)が60点だった１組に対して、２組の平均点は80点もあった。
• 佐藤(さとう)さんはまじめでよく勉強します。それに対して高橋(たかはし)さんは遅刻(ちこく)や宿題(しゅくだい)をしてこないことが多いです。
• 今回のJLPTでは、読解(どっかい)の点が悪かったの(●)に対して、聴解(ちょうかい)の点数は良かったです。
• 募集定員(ぼしゅうていいん)10人に対して、応募人数(おうぼにんずう)は100人でした。合格するのは難しいです。