~に過(す)ぎない, ~にほかならない

~に過ぎない

 Xに過ぎない <硬い表現>

◆接続

 [V / い形容詞 / な形容詞 / N](普通形) + に過ぎない

 ◎注意◎ 
  な形容詞・だで(●)あ(●)る(●)に過ぎない
  N・だに過ぎない

◆意味

 ただXだけだ

 ※「X以上のものではない、ただX程度のもの」という程度が低いと言いたいときに使う

 ※程度が低いことを表す表現で、「大したことはない、あまり価値がない」という気持ちが込められる

 ※「ただ」「単に」「あくまでも」「ほんの」と一緒に使うことが使うことが多い

 〇〇 is just X; All it is is; All 〇〇 is is X

◆例文

  • 英語が話せると言っても、簡単(かんたん)な日常会話(にちじょうかいわ)に過ぎない。
  • 犯人(はんにん)は彼じゃないかと疑(うたが)っていますが、今の段階(だんかい)では、単なる推測(すいそく)に過ぎない状況(じょうきょう)です。
  • 雨が降り始めましたね。でも、この雨は一時的(いちじてき)な雨に過ぎないので、少し待ちましょう。
  • できれば東京で働(はたら)きたいですが、それは単なる希望(きぼう)に過ぎません。勤務地(きんむち)はどこでもいいです。
  • 山田さんはただの同僚(どうりょう)に過ぎません。恋人(こいびと)じゃありませんよ。
  • ただ、気になったことを聞いたに過ぎません。怒(おこ)っているのではありません。
  • 私がこの服(ふく)をあまり着ないのは、色が嫌(きら)いであるに過ぎません。デザインは好きです。
  • ちょっとうとうとしましたが、ほんの5、6分に過ぎません。
  • 昨日休んだのは、ただの風邪(かぜ)に過ぎません。インフルエンザではありません。
  • 頭が痛(いた)いのは。単なる寝不足(ねぶそく)に過ぎないので、心配(しんぱい)しなくても大丈夫(だいじょうぶ)です。



~にほかならない

 XはYにほかならない <硬い表現>

◆接続

 N + にほかならない

◆意味

 XはY以外のものではない、XはYだ

 ※「Xは絶対にYだ、X以外のものではない」と言いたいときに使う。

 ※話者の判断や考えを強調して、断定する表現

 ※論文などに使われる硬い表現

 ※「~からにほかならない」の形でもよく使われる

 nothing but;none other than

◆例文

  • 彼(かれ)がN1に合格(ごうかく)したのは彼の努力(どりょく)の結果(けっか)にほかならない。
  • N2に合格したのは、彼が努力(どりょく)したからにほかならない。
  • 君たちのチームが優勝(ゆうしょう)したのは、練習(れんしゅう)の成果(せいか)にほかならない。
  • 彼女がラグビーに詳(くわ)しくなったのは、最近付き合い始めた彼氏の影響(えいきょう)にほかならない。
  • 落(お)ち込(こ)んでいた私を救(すく)ってくれたのは、彼の一言(ひとこと)にほかならない。
  • 彼がどんなにつらくても頑張(がんば)っているのは、母に楽をさせたいという強い思いにほかならない。
  • 何の夢(ゆめ)も希望(きぼう)も無(な)い私を変えたのは、山田さんにほかならない。
  • 親が子どもを叱(しか)るのは、子どもの将来(しょうらい)を心配(しんぱい)しているからにほかならない。
  • 私が仕事(しごと)を続(つづ)けられたのは、家族(かぞく)の支(ささ)えがあったからにほかならない。
  • このプロジェクトの成功(せいこう)はメンバー全員(ぜんいん)の協力(きょうりょく)があったからにほかならない。
  • 仕事(しごと)が忙(いそが)しいというのは、飲(の)み会(かい)を断(ことわ)るための言(い)い訳(わけ)にほかならない。
  • 私が彼と出会(であ)えたのは、単(たん)なる偶然(ぐうぜん)にほかならない。
  • 彼女(かのじょ)の失敗(しっぱい)を責(せ)めないのは彼の優(やさ)しさにほかならない。
  • 私たちの考(かんが)え方(かた)が違(ちが)うのは文化(ぶんか)の違(ちが)いにほかならない。
  •